松本弁…?
さて、庄内弁の手荒い?洗礼を受けたてつこですが、
てつこ自身は標準語を話すのかというと恐らくちょっと違います。
松本にももちろん方言や訛りはあるので。
てつこは東京生まれで6歳までは東京で育ちました。
なので、松本の小学校に転校してきた時、
「へ、変な言葉を話してるっっ!」
と、方言を話す同級生達に強烈なカルチャーショックを受けました。
まぁ、すぐにてつこも方言をマスターしましたが。
ちなみにてつこのじーさまはチャキチャキの江戸っ子だったからか、
自宅内では方言の使用を禁じられておりました。
今思うとなんつー理不尽なじーさまでしょう。
さて、長野の方言・訛りは色々あります。
たとえば日本昔話で「おめぇ、なにやってるだ」とか「そうずら~」
なんていうセリフが出てくるけど、これは長野県ではよく使われます。
(ちなみに常田富士男は長野県生まれ)
語尾に「~だ」がついたり「~ずら」がついたり。「~かや」とか「~せ」とか。
「~ら」「~ましょ」なんて言ったりもしますね。※あくまでも松本近辺の方言の話です。
では、例文を作ってみましょうかね。
A「なにやってる
だ?」
B「あぁ、免許証が見つからない
だよ」
A「お財布には入ってなかった
だ?」
B「それがない
だよ。どこいった
かや~。もう出かけなきゃいけないのに~。いっそのこと無免許でもいい
かや~?」
A「そりゃダメ
せ」(または「そりゃいけねぇ
ら」)
こうして文字で見ると変な気分です。
ちなみに松本は中信地区ですが、南信・北信・東信でかなり言葉に違いがあります。
Wikipediaでは総じて「信州弁」と表記されていましたが、長野に住んでいて
「信州弁」という言葉やその他「○○弁」という言葉はあまり耳にしません。
当たり前か。
〆に小噺。
長野ではりんごが古くなりぼそぼそになった状態を「ぼける」といいます。
あるとき遠く離れた他県にすむ夫の両親へ信州のりんごを送ったお嫁さん。
義両親からお礼の電話があり、お嫁さんは
「ぼけないうちに早く食べてくださいね」
と言ったそうな。
※この話は都市伝説的に聞いた話です。
ぼける、って長野だけですかね?
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